フッ素とシーラントについて
⾍⻭を⾒つけるためのもの1歳半を過ぎたら3ヶ⽉毎に定期的にコントロールしていきましょう。おとなの⻭に⽐べて⼦供の⻭は⾍⻭になりやすいのが特徴です。ムシ⻭になるまえに予防しましょう。
1歳半ぐらいになったら、3ヶ⽉ごとに⻭科検診を受け、フッ素をぬってもらってください。ムシ⻭になりやすいお⼦さんには、シーラント(予防充填材)も有効です。
フッ素について
⾍⻭になりやすい⻭の間と根元、噛み合わせの溝の3つのポイントを強化。⾷後は必ず⼝内常在菌の作⽤でお⼝の中のPHが酸性になります。唾液はそれを弱アルカリにもどす作⽤があるのですが、⻭間や根元の⻭⾁縁には効果が弱く、そのままでは唾液中のCaイオンによる再⽯灰化が起こりにくいのです。
そこで再⽯灰の時に重要な要素として働くフッ素イオンを⽤います。Caイオンのかわりにフッ素イオンを取り組んだ⻭質は脱灰作⽤に対して強い抵抗⼒を⽰すのでムシ⻭になりにくくなります。ただし、フッ素は医師の指⽰のもとで⾏うようにしましょう。乳⻭が⽣え始めたらいつでも可能です。3ヶ⽉ごとに、8歳ぐらいまでは続けると良いでしょう。
フッ素の効果について
- 1.ミネラルが溶け出して初期⾍⻭が形成
- 2.フッ素が⻭の表⾯に吸着
- 3.初期⾍⻭部分へ、フッ素やだ液中のミネラルが取り込まれ、フッ素は再⽯灰化を促進
- 4.初期⾍⻭が再⽯灰化される
シーラントについて
奥⻭の嚙み合わせの溝をまえもって予防的に埋める治療です。⻭には溝があり、⾷べかすやバイキンがたまりやすいのです。⽣まれたばかりの菌は、溝が深く、そこからムシ⻭になりやすいので、その溝のなかをそうじしてバイキンがはいらないようにフッ素の⼊った樹脂でうめます。
乳⻭から⾏うといいのですが、6歳前後に⽣えてくる6歳⾅⻭(第1⼤⾅⻭)は特に、⽣えてくるのに時間がかかり、⻭⾁に隠れている所がムシ⻭になりやすいのでこの時期の間⾷後の⼿⼊れは⼤切ですし、3ヶ⽉毎にフッ素コート、完全に⽣えてきたら、予防のためにシーラントをお勧めします。この時期はまだまだ保護者のチェックも必要です。