periodontal disease
periodontal disease
「⾃宅で⾍⻭の治療、どうやってするのかしら?そもそもできるのかしら?」
※⼊院中の⽅の場合、⼊院先の主治医の先⽣と連絡をとりながら治療していきます。
※施設にいらっしゃる⽅は、施設のスタッフとも連絡を密にとりながら治療していきます。
⻭周病は、成⼈の8割がかかっているといわれる国⺠病です。
放っておいても治らないので、どんどん進⾏してしまいます。
そして、⻭周病は、⻭の抜ける原因の第⼀位です。
「どうして⻭周病になるだけで⻭が抜けるの??」
⻭周病菌から出る毒素が、⻭を⽀えている⾻(⻭槽⾻)を溶かすのです。
怖いのはそれだけではありません。
⻭周病菌が全⾝に回って、悪さをするのです。
アメリカでは、以下の病気の⼀因になるという報告が1990年代からされているのです。
⻭周病菌は、全⾝の健康をも脅かすおそろしいバイ菌なのです。
摂⾷嚥下(せっしょくえんげ)という⾔葉という⾔葉をご存知ですか?
⼝に物を⼊れて、飲み下し、胃にいくまでの過程を摂⾷嚥下といいます。
年を取ると、飲み下す筋⼒も衰えてくるのです。飲み下すときに、むせてしまうのは、この飲み下す⼒が弱っているからなのです。空気と⾷べ物はのどの先で別れます。⾷べ物は⾷道へ、空気は気管へと⾏きますが、⾷べ物が通るとき、気管のほうへ⾏かないようにフタをするのが(こうとうがい)というところです。間違えて気管に⾏ったときはむせるのですが、喉頭蓋の働きが低下し、⾷べ物や⼀緒に飲み込んだ⾍⻭や⻭周病菌などのバイ菌が気管や肺に⾏ってしまいます。
そのバイ菌が肺で起こす炎症が「誤嚥性肺炎」です。
いまや、⽇本⼈の死亡原因の3位になっています。(平成27年)
「たかが⾍⻭・⻭周病」と侮ってはいけないのです。
「⾃分で⻭磨きをするのはちょっと難しい」
「おじいちゃんはあまり⻭磨きされくれない」
「⼝腔ケアがいいって聞くんだけど、実際にはどんなことをするんだろう?」
そんな疑問にお答えします。
体が不⾃由でお⼝のケアができないのだけど、どうしたらいい?
脳梗塞などで⽚⿇痺がある場合など、⾃分で⻭磨きするのが難しいこともあります。
ご⾃⾝での⻭磨きが難しいというケースだけでなく、介護しているご家族の⻭磨きをどうしたらいいかわからないというお話をよく伺います。
例えば、「昔⼊れたインプラントをどうしたらいいかわからない」などの不安から、お⼝のケアが余計難しいと感じることがあります。
そんなときはお⼝のケアのプロフェッショナル、⻭科衛⽣⼠の出番です。
訪問⻭科では、⻭科医師だけでなく⻭科衛⽣⼠も患者さんのところへ参ります。
では、実際にどのようなことをするのか?
⾍⻭の治療だけでなくいろいろできることがあるのです。
知っておくと役に⽴つ情報のもありますので、ぜひご⼀読くださいませ。
摂⾷嚥下(せっしょくえんげ)という⾔葉という⾔葉をご存知ですか?
お⼝のお⼿⼊れのプロフェッショナル、⻭科衛⽣⼠が取りきれない汚れを取ります!
⼝腔ケアは、⾍⻭や⻭周病、お⼝の臭いを予防するだけでなく肺炎(誤嚥性肺炎)のリスクを減らします。
健康のためという理由に加え、⻭や⼊れ⻭、⻭ぐきの状態がよければ⾷材の硬い軟らかいを問わず好きなものを⾷べられます。
ご飯を美味しくいただけることは何よりの楽しみになります。
⼝腔ケアは、キレイにすることだけにとどまりません。
ベロやアゴ、⼝の周りの筋⾁の「筋トレ」も⼤事です
「お⼝の筋トレ?」
はい、意識的に⾏うことで、噛む⼒の維持につながり、⻭と⻭の⾻を健康に保つことができます。トレーニングの⽅法も訪問⻭科でのご指導ができます。
また、筋⾁をほぐすためにマッサージをすることもあります。
そうすると、唾液(だえき)の出もよくなり、⾸や肩や背中をリラックスさせることで噛んで飲み下す動作がスムーズになります。
ご⾼齢の⽅は、唾液の出も悪くなっているので、お⼝の⾃浄作⽤がどうしても落ちやすいもの。(加齢によって唾液の分泌量が減ります)
また、ご⾃⾝やご家族のブラッシングでは、磨き残しが多くなります。
⾍⻭・⻭周病は誤嚥性肺炎の原因となります。
まず、しっかり⻭磨きをして⾍⻭にならないことが⼤切。
⾍⻭も初期の⾍⻭なら簡単な治療で済みますが、ひどくなれば治療も⼤変です。
もっと意識的に⻭を磨いて、お⼝のプロである⻭科衛⽣⼠(国家資格です)のお⼿⼊れをすれば⻭も⻭ぐきもいい状態を保つことができます。
⾃分の⻭に勝る⻭は、この世に存在しません。
1本でも多く⾃分の⻭を残せば、後々の⽣活がよりよいものとなり、⻭以外の病気になっても治療をスムーズに進めることができます。
「こんなこと⼼配するに⾜らないことなのかしら・・?」
いいえ、⼼配事を解決するのが訪問⻭科の役⽬です。