Swallowing rehabilitation
Swallowing rehabilitation
こんなことでお困りではありませんか?
上記のようなことがある場合、摂⾷嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)かもしれません。
健康なときは「ご飯を⾷べる」「飲み物を飲む」ことは無意識にしているので、その機能について考える事もないくらい当たり前のことです。ところが、とても⾼度な技を使って摂⾷嚥下(せっしょくえんげ:ご飯を⾷べて飲み込む)ことをしていることをご存知ですか?
※当院では⾷事に関する「困った」「わからない」に、専⾨の担当者がお答えしています。
お気軽にご質問くださいませ。
⾷べ物を認識して、⼝の中に⼊れ、胃に⼊るまでの⼀連の流れの事を⾔います。
なんと、5段階に分かれる作業です。
このことを普段私たちは無意識にやっているのです。
⼈間の体はよくできていると感⼼せずにはいられません。
飲み込んだものは、ノドを通過して胃に送り込まれます。
その途中、ノドの下の「気管」と「⾷道」が⼆股に分かれる場所があります。
そこの⼆股部の切り替えをする場所を、喉頭蓋(こうとうがい)と⾔います。
⾷事を飲み込むときに、⾷べ物が気管へ⼊らないようにフタをするのです。
どれくらいの速度でそのフタがされるのか、知っていますか?
そのフタをする速度たるや、なんと0.5秒。
その動作を、無意識のうちに⾷事中に何⼗回もしているのです。
うまくフタが出来なくて、間違えて気管に⾷べ物が⼊ると、出そうとしてむせるのです。
出し切れなくて、間違えて⾷べ物が気管に⾏ってしまうことを「誤嚥(ごえん)」と⾔います。気管の先にある「肺」に飲み込んだものが⼊ると、誤嚥性肺炎になってしまいます。
そのとき、⼝の中のばい菌も⼀緒に⼊るのです(本来、肺には空気しか⼊りません)。
⻭の治療だけしても、飲み込む機能が低下したままでは意味がありません。
患者さんに楽しい⾷⽣活を送ってほしいという思いから、当院では摂⾷嚥下のリハビリテーションにも⼒を⼊れております。
「最近おばあちゃん、よくむせているみたい」
「ご飯を残すことが多くなった」
そのような⼼配事がある場合、ぜひ気兼ねなくご相談ください。